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ウレアプラズマ感染症とは

ureaplasma

ウレアプラズマ感染症(性病)とは?
症状や検査方法、治療薬、感染率について

ウレアプラズマ性病(STD)の、非クラミジア性非淋病菌性尿道炎です。クラミジア・淋病に次いで増加中!

おりものの異常などで気づき、性感染症の「ウレアプラズマ」が陽性になる患者さんが増えています。これまで、日本ではあまり知られていなかったウレアプラズマですが、その患者数は「クラミジア」や「淋病」に次いで拡大していることが予想され、注意が必要です。

ウレアプラズマは、今や誰もが感染する可能性のある性感染症であるため、感染経路や予防方法はもちろん、感染してしまった際の症状、病院での検査・治療薬などについて、正しい知識を身につけておきましょう。

この記事の監修医師

新宿駅前婦人科クリニック院長 前出喜信(まえでよしのぶ)医師

前出 喜信(まえで よしのぶ)医師

新宿駅前婦人科クリニック 院長
(母体保護法指定医・産科婦人科専門医)

島根医科大学医学部医学科を卒業後、長年産婦人科医としてクリニックや病院勤務で経験を重ね、2021年12月新宿駅前婦人科クリニックの院長に就任。

著書

マイコプラズマ・ウレアプラズマ性感染症 ~よく知られていないから、知ってほしい性感染症~

マイコプラズマ・ウレアプラズマ性感染症 ~よく知られていないから、知ってほしい性感染症~
前出 喜信(まえで よしのぶ)医師 出版

ウレアプラズマとは

「ウレアプラズマ」とは、クラミジアや淋菌以外が原因となる「非クラミジア性非淋菌性尿道炎/腟炎・子宮頚管炎」を引き起こす細菌の一種です。

これまで尿道炎や腟炎・子宮頚管炎は、クラミジアもしくは淋菌が主な原因となっていましたが、最近はウレアプラズマやマイコプラズマを原因とするものが増加しています。

ウレアプラズマの原因菌

ウレアプラズマという細菌は、2種類みつかっています。

  • ・ウレアプラズマ・パルバム
  • ・ウレアプラズマ・ウレアリチカム

ウレアプラズマは常在菌?

ウレアプラズマやマイコプラズマが「常在菌」なのか、「病原菌」なのかは、長年医師の間でも意見がわかれていました。

一部では、「ウレアプラズマは常在菌だから治りにくい」という見解もあるようですが、最近の研究では、ウレアプラズマは常在菌ではなく、「低病原性細菌」という見方が有力になっています。

マイコプラズマとの違い

「非クラミジア性非淋菌性尿道炎」の原因菌としては、ウレアプラズマ以外に「マイコプラズマ」が挙げられます。

ウレアプラズマとマイコプラズマは、細菌学的には同じ種類で、分かりやすく言うと親戚関係のようなものです。

マイコプラズマもウレアプラズマと同様、その感染者が近年増えている性感染症として注目され始めています。

心当たりがない?ウレアプラズマの感染ルート

ウレアプラズマは自覚症状が出にくい性感染症。気づかぬうちに病状が進行している可能性も。

ウレアプラズマは性交渉を介し感染する性感染症(性病/STD)です。しかし自覚症状が出にくいため、自分が感染しているとは気づかずに、気づいたときにもいつ、どこで感染したのかがわからないことが少なくありません。

心当たりがないと思っても、これまでに複数の方と性交渉を経験していれば、感染源を特定するのは難しいです。感染してしまった場合は、「いつ、どこで」を考えるより、まずは何よりも治療を最優先に考えましょう。

ウレアプラズマの感染原因

ウレアプラズマは、感染している部位が粘膜接触することで感染します。主な感染経路は以下の通りです。

  • ・オーラルセックスを含む性交渉
  • ・ディープキス

ウレアプラズマはキスでもうつるのか

ウレアプラズマは性器以外にも、のど(咽頭/いんとう)にも体液で感染します。そのためキスでも感染するリスクがあります。

ウレアプラズマの感染率

ウレアプラズマは、一回の性的接触で感染する確率は明らかになっていませんが、クラミジアや淋菌と同様、30%程度の可能性があります。

ウレアプラズマは、今やクラミジア・淋菌感染症(淋病)と同様、誰にでも感染する可能性がある性感染症です。日ごろから検査をして予防を心がけましょう。

ウレアプラズマ(性病)の潜伏期間

ウレアプラズマは3日~5週間程度の潜伏期間を経て、その症状が現れます。
しかし、個人差があり、潜伏期間を経ても無症状の方もいれば、感染して翌日には何らかの症状が現れる方もいます。

しかし、個人差があり、潜伏期間を経ても無症状の方もいれば、感染して翌日には何らかの症状が現れる方もいます。

ウレアプラズマの症状

ウレアプラズマは、デリケートゾーンのかゆみや排尿時の痛み、尿道の膿など、クラミジアや淋病によく似た症状が現れます。

また無症状の方も多く、「子宮頚管炎」や「精巣上体炎」まで進行してしまう可能性も否定できません。

ウレアプラズマ性子宮頸管炎。女性はおりもの異常に注意!

女性の症状

女性のデリケートゾーンにウレアプラズマが感染すると、主に以下のような症状が出ることがあります。

  • ・おりものの量が増える
  • ・おりものの臭いが気になる
  • ・外陰部にかゆみや違和感がある
  • ・排尿すると痛みがある

しかし、女性は感染しても無症状のことも多く、そのため気づかないまま放置してしまい、病状を悪化させてしまうケースもあります。

「ウレアプラズマ・パルバム」に感染した場合、おりものの量が増えたり、おりものの臭いがきつくなったりする細菌性腟症の症状が一番多くみられます。マイコプラズマとウレアプラズマの4種類の菌の中で最も多く検出される菌種です。
「ウレアプラズマ・ウレアリチカム」に感染した場合、「ウレアプラズマ・パルバム」に感染した際と同様におりものの量や臭いの変化が現れることが多いです。
この2種類のウレアプラズマは、他の雑菌類と協調して症状を強く表す傾向があり、妊娠中の流産や早産の原因菌として、また、不妊症の原因となる子宮内膜炎の原因菌としても近年注目されています。

男性の症状

男性の場合、尿道にウレアプラズマが感染すると、以下のような症状が現れます。

  • ・陰部のかゆみ
  • ・排尿時の痛み
  • ・尿道からの膿

「ウレアプラズマ・パルバム」に感染した場合、無症状のことが多く、保菌していても気づかないことが多いです。
「ウレアプラズマ・ウレアリチカム」に感染した場合、排尿時の痛みや違和感、尿道からの膿の排出などの尿道炎症状を呈することが多いです。また、正常な精子細胞の割合や精液量の減少、精子細胞の運動率の低下といった男性不妊との関連が報告されています。

ウレアプラズマのパートナー様(男性)の治療相談は、前出院長の診療でのみ、ご相談可能です。くわしくは当クリニックのスタッフまでお問い合わせください。

のど(咽頭)の症状

ウレアプラズマはオーラルセックスやディープキスを介し、のどにも感染します。のどに感染すると以下のような症状が現れます。

  • ・せきや痰が出やすくなる
  • ・のどの痛みや違和感

診察のご予約はこちら

診療時間 10:00~19:00 ※最終窓口受付 18:30

ウレアプラズマは放置しても自然治癒する?

ウレアプラズマに感染しても無症状であることが多いため、「放置しても大したことはない」、「そのうち自然に治る」と思っている方も多いようです。

しかし、残念ながらウレアプラズマの自然治癒は期待できません。さらに放置してしまうと、男女問わず大きな病気に進行してしまう危険性があります。

「性感染症は恥ずかしい」という思いもあるかもしれません。しかし、ウレアプラズマに感染したら、必ず医療機関で治療を行いましょう。新宿駅前婦人科クリニックでは、患者さまのプライバシーがしっかりと守れる環境の中、親身になって丁寧な検査・治療を行っています。少しでも不安を感じているならば、ぜひ当クリニックまでご相談ください。

ウレアプラズマは放置すると卵管炎・腹膜炎・子宮外妊娠・不妊症など、重い症状に移行する可能性が。

不妊症との関連性

デリケートゾーンの炎症を引き起こすウレアプラズマを放置すると、以下のような病気に進行してしまう恐れがあります。

  • ・卵管炎
  • ・腹膜炎
  • ・子宮外妊娠
  • ・不妊症
  • ・流産・早産

また男性も、「精巣上体炎」などに進行する危険があります。いずれも将来の不妊症につながる危険性があるため、検査の結果が陽性の場合には、治療を受けることをお勧めします。

ウレアプラズマの検査方法

ウレアプラズマの感染を調べる検査は、「PCR検査」です。尿やデリケートゾーンの分泌液、うがい液などを採取し、そのDNAを調べることで感染の有無を判断します。

ウレアプラズマは保険適用されません

ウレアプラズマとマイコプラズマの検査は、日本では2012年から開始されました。しかしまだ保険診療の対象となっておらず、ウレアプラズマの検査・治療はともに保険適用外となります。またウレアプラズマの検査を実施していない医療機関も少なくありません。

新宿駅前婦人科クリニックでは、自由診療にてウレアプラズマの検査・治療を行っております。他の病院で治療をしたにもかかわらず、なかなか治らない患者様も多く来院されています。もしウレアプラズマの感染が疑われましたら、一度当クリニックまでご相談ください。

ウレアプラズマの妊婦検診について

ウレアプラズマの母子感染で問題になるのは、免疫力の極めて弱い早産児の場合です。現時点では、妊婦健診の検査項目にはありませんので、ご希望の場合には自費診療で検査を受けていただくことは可能です。

ウレアプラズマは自宅検査キットで陽性反応が出ても医療機関で治療を行う必要があるため、検査と治療は1セットと考え、検査も医療機関で行うことをおすすめします。

ウレアプラズマの検査キットについて

ウレアプラズマの検査キットがインターネット通販などで販売されていますが、検査はなるべく医療機関で行うことをおすすめします。

ウレアプラズマの検査は、自覚症状が出たときに検査キットで調べるというよりも、症状が乏しいために健康診断的な意味で検査をしておいた方がよい検査です。症状が有る場合には、クラミジアや淋菌の検査をまず行い、クラミジアでも淋菌でもない場合、次の検査として考えておく必要があります。
陽性の結果が出た場合には、医療機関で治療を進めなければならないため、はじめから検査は医療機関で行うことをお勧めします。
ウレアプラズマの検査をご希望の方は、ぜひ新宿駅前婦人科クリニックまでご相談ください。

ウレアプラズマの検査費用

ウレアプラズマの検査は、2012年より日本でも検査可能となりました。しかし、保険適用外となっており、新宿駅前婦人科クリニックでも自費診療で承っております。あらかじめご了承ください。

※表示価格は税込みです。

ウレアプラズマ・マイコプラズマセット 8,800円

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ウレアプラズマの治療薬・抗生物質は?

ウレアプラズマは、抗生剤を服用することで治療を行います。ウレアプラズマの治療は、それぞれの菌に適した抗生剤を服用して治療します。近年、マイコプラズマ同様、ウレアプラズマも抗生剤の耐性化が問題になっています
当クリニックでは、他院で治療しても治らなかった患者さまの来院も多く、症状や今までの治療経過などを詳しくお聞きしたうえで、その患者様に適したお薬を処方しております。初めて陽性になった方も安心してご相談ください。

ウレアプラズマは抗生剤を1週間~2週間程度服用し治療を行う。飲み終わった後も、必ず医療機関で再検査し、完治したかどうかを確認を。

ウレアプラズマの治療期間

近年、ウレアプラズマも、抗生剤が効きづらい「耐性化」が問題となっており、必ずしも1回の治療で完治するとは言い切れません

そのため、抗生剤の服用が終わったら、必ず再検査を受けてください。場合によっては初めに処方された抗生剤が効かず、完治していない可能性があります。新宿駅前婦人科クリニックでは、抗生剤を処方してから数週間後を目途に、再検査を実施しております。抗生剤を飲んだだけで「治った」と自己判断せず、必ず再検査で完治したかどうかを確認しましょう。

ウレアプラズマは治らない?

処方された抗生剤を飲んでも、なかなかウレアプラズマが治らないということがよくあります。これは、抗生剤が効かない「耐性菌」に感染していたり、ウレアプラズマが原因で「難治性尿道炎/腟炎・子宮頸管炎」を発症していたりする可能性が考えられます。

しかし、ウレアプラズマは、適切な治療で完治する病気です。場合によっては治療に時間がかかることもありますが、専門医とよく相談しながら、医療機関での治療を継続してください。

ウレアプラズマに関するよくあるご質問

ウレアプラズマは、治療しても再発するのですか?
A.完治すれば「再発」することはありませんが、未治療のパートナーから「再感染」する可能性はあります。
また、症状が治まったからといって「完治」しているとも限りません。
症状が軽くなっても、抗生剤の服用を中断すると症状が「再発」することがあり、必ず治癒を確認することが必要です。また、中途半端な抗生剤の服用により、耐性菌が出現しやすくなるため、必ず医師の指示に従い最後まで抗生剤を飲み切ることが大切です。
妊娠中にウレアプラズマに感染した場合、胎児に影響はありますか?
A.はい。ウレアプラズマは母子感染の可能性があります。
免疫力の低い早産児の場合、出産時にウレアプラズマに感染すると、重い病気に進行する危険性もあります。
ウレアプラズマの感染経路は性交渉以外にもありますか?
A.性交渉以外では、ウレアプラズマの感染リスクは高くありません。
食事をシェアしたりコップを回し飲みしたりすることで感染することはありません。
しかし、ディープキスで感染する可能性はあるので、注意が必要です。
パートナーがウレアプラズマに感染していましたが、自分は無症状です。検査は必要ですか?
A.はい。パートナーの感染が確認されたら、必ずご自身も検査を受けてください。たとえご自身が無症状だとしても、パートナーとの性交渉を介し感染している可能性が高いと考えられます。
性感染症はパートナー同士がうつしあう「ピンポン感染」の事例が非常に多いです。そのため検査・治療はお二人同時に行いましょう。
コンドームを使えばウレアプラズマは予防できますか?
A.コンドームは、ウレアプラズマをはじめとする性感染症の予防にとても効果的です。しかし、100%感染を予防するわけではありません。
さらにウレアプラズマはキスによっても感染するリスクがあります。性感染症の予防をするには、コンドームの使用はもちろん、医療機関での定期的な検査が不可欠です。
新宿駅前婦人科クリニックでは、自覚症状がない方でもウレアプラズマなどの性病検査が行えます。少しでもご不安な方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください。

News

お知らせ

  • 2022/01/18

    オンラインピル処方を開始しました。くわしくはこちら

  • 2021/11/01

    12/30~1/3は休診日となります。(12/31~1/2はお電話でのご予約は承っておりません)

  • 2021/03/29

    子宮頸がんワクチン9価取り扱っております。